おやすみ

子供が寝た後にだけ書きます

【絵本】てぶくろ

 

出版社:福音館

読ませた年齢:3歳ごろ

作:エウゲーニ・M・ラチョフ

定番中のド定番。
おじいさんが落とした手袋にねずみが入る、カエルが入る。
余裕でいけそう。

さらにウサギがきて、キツネが来て、さらにオオカミといのしし。
「手袋にいれて」「いいよ」の繰り返しが楽しい絵本ながら
徐々に大きくなる動物に入るのか⁉とハラハラしつつ、どうにか全員入る。

最後のほうはもはや窓や玄関、なんかもあって家のようになった手袋。
手袋のサイズがおかしいだろ、とは野暮な話で
そんな現実的なことを考えたらこの名作は生まれなかった。

子供のために子供の想像を超す。
少しずつ大きくなる動物に、「次はまだ入れるかな?」とハラハラさせて
そんな状態でやってきた、大きなクマ。

まだ入る⁉またきたよ!
どうするの⁉と、読んでた子供も手袋の住人と同じように慌てる。

どうしよう…
と思ったあとのラストの銃声は
子供も、絵本の動物たちもハッ!とさせるものがあった。

かたい絵柄の絵本ながら、絵本と現実との差が少ない現実的なタッチが
子供の想像力がリアルに膨らむ一冊だった。

【絵本】おだんごスープ

出版社:偕成社

読ませた年齢:3歳ごろ

作:角野英子

絵:市川里美

 

絵本の食べ物が魅力的に見える。

おいしい食事を、一緒に食べる人がいる幸せ。これは子供も大人も一緒だと思わせてくれる一冊。

 

あの日食べたおいしい食事。あの日、大好きな人が作った大好きな食事。

特別おいしく感じた食事を再現しようとするおじいさん。

奥さんの作るおいしかったスープを再現しようとするおじいさん、少しずつ思い出しながら思い出のスープを作り、それを飲みにくる小さなお客さんたち。

 

食べにくる子供が増えるたびに、おじいさんが感じる

生きる喜び

張り合い

生き甲斐

 

完璧に再現できたスープに一緒に食べてくれる子供たち。おじいさんは寂しくはなくなった、と言うのは難しいけど

食事を作ること、食べること、一緒に食べる人がいること、それらは生きることにつながる

そんな当たり前なことが軽やかに、温かく語られる絵本

【絵本】めっきらもっきらどおんどん

出版社:福音館書店

読ませた年齢:3歳ごろ

 

保育園のクリスマスプレゼントでサンタさんからもらった本。

子供が体験する新しい世界への目線、ちょっと怖いものに興味がでてきて知りたくなるようなわくわくした好奇心を刺激するとてもいい絵本だった。
絵本の構図も面白く、横長かと思えば縦向きに読んだりするアイディアも面白い。

妖怪たちは、子供の時に読んだときは少し怖くて不思議な存在だったけど
親になった今読み返すと、散々遊んで、散々食べて、寝て、目を覚ましたらまた遊びたがって
自分の子供と何ら変わりのない存在だということに気づく。

最後はお母さんが恋しくなり、現実世界に戻るのも
バッドエンドにならない絵本ならではの温かいストーリー。
不思議さと温かさが混在するストーリーは絵本ならではの醍醐味のような気がする。

【絵本】おばけパーティー

出版社:ほるぷ出版

読ませた年齢:1歳10か月ごろ

  • 作:ジャック・デュケノワ

 

ぜんぜん怖くないおばけの絵本、小さい子でも大丈夫。

おばけのアンリが友達みんなを晩餐会に招待する話。おばけたちは飲み物を飲んだり、食べ物を食べたりすると体の色が変わります。

年齢的に少し早いかと思った絵本だけど、文字が読めなくても絵だけでもわかりやすい。食事を運ぶ際に壁をすり抜けようと思ったら、体はすり抜けられても運んでいる食事は壁をすり抜けられなかったり
ちょこちょことおばけ要素もちりばめられていてかわいい。

おばけがご飯を食べるのか、と野暮なことを言ってはいけない、もちろん食べる。

食べ物が登場する絵本はどうしても魅力的で気になる。
あつあつのカボチャのスープが飲みたい。

【絵本】きょうりゅうかくれんぼ

出版社:KADOKAWA

読ませた年齢:2歳半ごろ

  • 作:アレックス・ラティマー

 

 

ウォーリーやミッケのような探し物絵本に集中してほしい。でもまだまだ難しい、と思っている人におすすめの見つけるタイプの参加型絵本。

人気のティラノサウルス、プラキオサウルス、トリケラトプスなどなどが見つけられる。

3歳以降だと簡単すぎるかもしれないけど、恐竜が隠れている場所を覚えていても絵本自体の色合いもスタイリッシュなデフォルメは大人が見ても本当にかわいい。

かくれんぼの始まり、「1~2~3~...もういいかい」は一緒に読めば、数字のカウントも一緒にマネしてくれて、覚えてくれました。

この作者は「まいごのたまご」という絵本も出版しており、この絵本も実は恐竜のほかに「たまご」がどこかに隠れているから探してみてほしい。

要素がいろいろの楽しい探し物絵本。

【絵本】せっしゃはにんじゃ

こどものとも年中向き|2025年4月号

  • 作:北村人

 

安心安全のこどものとも

声にだして楽しむ絵本。韻を踏めるリズミカルな文章は子供にも伝わりやすい。

最後の「あかにんじゃ」のページは文章を無視して、「〇〇してる忍者は~」と聞けば探して見つけて指をさして楽しめる。ぞくぞくと現れるカラフルな忍者とリズミカルに韻を踏む文章が口にだして読んでも聞いても楽しい一冊。

【SAMANSA】箱の向こう側

作品時間:15:50

監督:ケイレブ・J・フィリップス

国:アメリ

 

(あらすじ)
カップルの家に突然訪れた、複雑な関係の友人。彼氏に渡した贈り物の箱の中は空っぽで、中にはそこも見えないような闇が広がっていた。
得体のしれないプレゼントに恐怖に陥るカップルだったが、本当の恐怖はこの箱から目を離すことで始まる
 
ストーリーの筋としては全然関係ないけど、このカップルが夫婦なのかカップルなのかが不明だし、突然訪問してきた友人のことをなぜこのカップルが苦手そうにしているのか不明。
訪問した友人が家の中のカップルで撮った写真を観ているような描写があるけど、共通の知人なのは確かだけど女のほうの元カレなのか、ストーカーっぽい存在だったのかはわからなかった。
気になるけどストーリーには影響しない。気になるけど。
カップルの男のほうに箱を渡すから、何かしら男のほうに恨みに近い気持ちがあるような気もするけど....
 
ストーリーはこの約15分で先の読みやすい内容ではあるけど、十分に鑑賞者に気味の悪さと恐怖をあたえることに成功している。
ただ本当に不明点が多い。友人とカップルの関係性や、友人の箱の入手先、友人がカップルの男に箱を渡す理由、目が離せない箱の輸送方法
長編にしてこのあたり詳細説明しようが、現状のままでも面白さのレベルは変わらない気がする。
描写を語りすぎれば駄作になりうるような気もするし、この作品は全体的にモヤモヤした気持ち悪さがあるのがいいのかもしれない。