おやすみ

子供が寝た後にだけ書きます

【SAMANSA】おもちゃの国

作品時間:13:53

監督:Jochen Alexander Freydank

国:ドイツ

 

(あらすじ)
第二次世界大戦ナチスによるユダヤ人虐殺を行っていた時代。
同じ建物に住む、ご近所同士の2家族の子供たちは、ピアノ連弾を楽しむ仲の良い幼なじみ。
しかし片方の一家は、明日どこかに行ってしまう。
 
子供が母親に聞くと、母親は「隣人はおもちゃの国に行く」と優しい嘘をつき、その嘘は裏目にでる。
嘘を鵜呑みした子供はついていくと言いだすが、実は友達の一家はユダヤ人。翌日、友人家族はホロコーストに連れていかれることとなり、自分の息子もユダヤ人家族と姿を消し.....
 
 
タイトルの明るさに裏切られ、子供がいるといろいろと考えさせられる映画だった。
時系列が頻繁に変わるから2回ほど観たけど
とっさに言った母親の嘘を信じる子供の純粋さ、迫害を受けた隣人父がケガをした理由を「サイがいた」と言ったのを鵜呑みにする純粋さ。
子供にはできるだけ残酷な事実を見せないように努めたい大人に共感しかない。
 
一方で、消えた子供を探す母親を疑うことなく「ユダヤ人」と言い放つナチス警備員に、隣人の子供(ユダヤ人)を偽ってホロコースト行きの列車から引き取るシーンでは「母親によく似ている」と言って引き渡す
ユダヤ人をドイツ人だとあっさりと思い込む浅はかさ。
 
結局はドイツ人もユダヤ人も違いなどなく「命は平等」だといえば綺麗ごとだけど、差などないくせに差別するのはいつの時代でも同じなのかもしれない。
 
時代や大人の事情で翻弄される子供と守りたい大人がいた。
14分弱でずしりとくる映画だった。