【SAMANSA】フィーリング・スルー

作品時間:18:24
監督:ダグ・ローランド
国:アメリカ
(あらすじ)
世の中の厳しさを痛感する中、目も見えず耳も聞こえない男性と出会う。手助けを求める盲ろう者の男性と青年テリークがこの出会いをきっかけに思いがけない友情をはぐくむ。映画史上初、俳優として本当の盲ろう者の俳優を起用し映画賞も受賞している。
映画として映像はもちろんよく、淡々としたやり取りながらも
盲ろう者とのコミュニケーションが不自由な中、テリークが試行錯誤しながら一生懸命伝える方法を模索する。
伝わった時のうれしさや温かさを観ている側も共有できる素敵な映画だった。
言葉が通じなくても同じことで笑いあうことができるシーンは本当に平和で、当事者の青年にこちらの気持ちを重なり少し心が高揚するようなとてもいいシーン。
上映時間は短くても、助けを求める人に声をかけるか葛藤したり、相手が盲ろう者だから気づかれないだろうと少し悪事を働くドキドキ感
一緒に過ごす中で、彼は盲ろう者ではあるがコミュニケーションの術が普通と違うだけで健常者と全く変わりない生活、感情があって(当たり前だけど)
むしろ、貧困なだけで厳しい状況だと思っていた自分より、さらにハードモードな彼のほうが前向きに生きている。
それが説教くさいことなく、テリークの心にそれまでなかった優しさが目覚めていく。
温かく優しい映画だった。
長編で観たい。